よく見かける「LPガス容器」。あの容器の中は、気体ではなく、液体だって知ってますか?
LPガス(LPG)はLiquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスの略称です。
常温常圧では気体ですが、圧力を加えたり、冷却すると液体になります。液体のLPガスを気体にすると、液体時の250倍の体積になります。
LPガス容器に液体で入れて、使用すると気体になります。小さな容器に入ったLPガスが、大きなエネルギーに生まれ変わります。
国内で利用されているLPガスは、約4分の3を海外から輸入し、残りを国内で生産しています。
輸入はサウジアラビアをはじめ中東地域が中心で、原油や天然ガスに随伴して生産されます。
LPガスは、工場から小型容器に詰めてお客様へ配達されるため、送電線や大規模配管によるエネルギー供給に比べ、供給時のエネルギーロスは殆どありません。又、容器をお客様のお宅に直接お届けできるので、大規模配管の必要がありません。
体積あたりの総発熱量が、都市ガスの約2.2倍もあり、非常にハイカロリー、ハイパワーなエネルギーです。
新潟県中越地震(2004年10月)や東日本大地震(2011年3月)など、近年大規模地震が相次いで発生しています。導管による都市ガス供給などで は、復旧にかなりの時間が掛かってしましました。そんな中、各戸に直接供給できるLPガスは、いち早く復旧を果たしました。また、避難所や仮設住宅におけ る避難生活を支え、緊急用エネルギーとして、そして災害に強いライフラインとしてのエネルギーであることを証明致しました。
ご家庭で使用されている電気・水道・ガス。大災害時の備えとしても、ひとつのエネルギーに頼らず、いろいろなエネルギーをミックスして使用することが大切です。
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